今さら聞けない基礎知識!バランストレーニング【道具編】

バランス感覚は、運動神経(コーディネーション能力)の構成要素の1つです。運動神経をアップするためにはバランストレーニングは必須となります。そこで、今回は選手やスポーツの現場で指導する方々に向け、様々な「道具」を使用したバランストレーニングをご紹介します。

バランス感覚とは

バランス感覚とは、運動神経の構成要素の1つです。

運動神経とは、1970年代に旧東ドイツのスポーツ運動学者が考え出した理論で、構成要素を以下の7つとしています。

1)バランス能力:全身を空中など、さまざまな場合において保てることや、崩れた体勢を素早く立て直す能力
2)リズム能力:目や耳からの情報をリズミカルな動きによって表現する能力(例:模倣運動などの動き) 
3)連結能力:関節や筋肉の動きをタイミングよく無駄のない動きをする能力(例:力の加減やスピードの調整によるスムーズな動き)
4)反応能力:聴覚や視覚、触覚からの合図に対して正確かつ素早く対応をする能力
5)定位能力:人やボールなどとの距離感を把握し、動きの変化を調節する「空間把握」の能力
6)変換能力:素早い切り替えや予測して先取りをする能力
7)識別能力:手や足、頭部を使ってボールや道具を操作する能力

競技中は、これらの7つの能力が複雑に組み合わさっているわけです。

株式会社 明治 SAVAS「JATIトレーニング講座 ジュニア」
平成28年8月19日アクセス

今回使用するバランストレーニングの道具は

バランス能力とはさまざまな場合において身体を中心に保つことや、崩れた体勢を素早く立て直す能力のことです。

その為、バランス能力を鍛える際は、不安定性を高くしてくれる道具を使用していくことをオススメします。

1)バランスディスク
2)バランスボール
3)ストレッチポール

※道具を使用しないバランストレーニングについても、他の記事でご紹介しているので参考にしてみてください。

バランスディスク編

「バランスディスク」を使用したバランストレーニングの方法をご紹介します。

こちらの運動は、①立位、②膝立ち、③四つ這いの姿勢におけるバランスディスクトレーニングです。

バランス能力というと、立位姿勢でのトレーニングをイメージしますが、膝立ち姿勢でのトレーニングを行うことでヒップ周囲〜体幹筋にかけて姿勢を保持しようという働きを意識的にトレーニングすることができます。ゴルフや野球、テニスなどの身体を捻る運動が多いスポーツでよく行うトレーニングです。

四つ這いでのトレーニングは、体幹筋の中でも脊柱起立筋や多裂筋と言われる背中の筋肉を鍛える効果が期待できます。サッカーやバスケットなど人との接触プレーが多いスポーツで大切にされるトレーニングです。

バランスボール編

次に「バランスボール」を使用したバランストレーニングの方法をご紹介します。

こちらの運動は、①膝立ち、②仰向け、③うつ伏せの姿勢におけるトレーニングです。

膝立ち姿勢でのトレーニングは、お尻〜体幹にかけてバランスを保持しようとする働きを意識的にトレーニングすることができます。

仰向け姿勢でのトレーニングは、お尻(大臀筋)〜太ももの裏(ハムストリングス)にかけてを意識的にトレーニングすることができます。このような身体の後面の筋肉は、速く走るなどの前方に身体を進める力を発揮します。その為、陸上などのスポーツで大切にされるトレーニングです。

うつ伏せ姿勢でのトレーニングは、バランスを保持しながら身体を捻る動きをするため、背面筋の中でも回旋筋や広背筋などを意識的にトレーニングすることができます。こちらも身体を捻る運動の多いゴルフや野球のスポーツに適しているトレーニングです。

ストレッチポール編

最後に「ストレッチポール」を使用したバランストレーニングの方法をご紹介します。

こちらの運動は、①仰向け、②横向き、③四つ這いの姿勢におけるバランストレーニングです。

仰向け姿勢でのトレーニングは、下部体幹にある腸腰筋や腹直筋を効果的に鍛えることができます。脚を前方に振り上げる動作が多いサッカー陸上などのスポーツで重要になるトレーニングです。

横向き姿勢でのトレーニングは、お尻の横(中臀筋)〜横っ腹(腹斜筋・腰方形筋)を意識的に鍛えることができます。

四つ這い姿勢でのトレーニングでは、脊柱起立筋や多裂筋と言われる背中の筋肉を鍛える効果が期待できます。どちらの運動も身体の軸を安定させるトレーニングの為、接触プレーが多いサッカーやバスケット、身体の軸を安定させる陸上などのスポーツで大切にされるトレーニングです。

いかがでしたか。今回は、選手やスポーツ現場で指導する方々に向けて、道具を使用した難易度の高いバランストレーニングをご紹介していきました。
バランス能力を高めるためには、道具を使用していくことも大切です。
道具を使用したトレーニングも行いながらスポーツを楽しんで下さいね。

「Selfbox」では、今回紹介した運動以外にも様々な道具を使用した運動を500種類以上紹介しております。
あなたの毎日を充実した、輝くものにするためのご協力が出来ればと思っています。
何かご相談などがありましたら、連絡お待ちしています。

この記事は、医療・医学に関する理解・知識を深めるためのものであり、特定の治療法・医学的見解を支持・推奨するものではありません。この記事の情報を用いて行う行動は、利用者ご自身の責任において行って頂きますようお願い致します。
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